May 10, 2005

自己満足?

「スイングだのグルーブだの言っても、結局自己満足に過ぎないんじゃないの?」とか、「もっと、お客さんのウケを考えるべきでは?」などという意見を頂くことがある。(まぁ、これほどはっきりとは言われないにしても、遠まわしにね....)

正直言って、僕自身、スイングを追求したところで、結果として、かなりの部分が、自己満足的になってしまうであろう可能性は否定しない。実際、聴く側にまわって考えてみればわかることだが、僕がジャズを聴いてスイングの良し悪しがよくわかるようになってきたのは、ジャズに興味を持ちはじめてから10年以上も経ってからだ。それを考えてみれば、わかってくれない人の方が多いとしても、別に不思議はない。

まぁでもね、気がついてしまったら、やっぱり追求せざるを得ないんだよね。もちろん、お金を払って聴きに来てくださるお客さんを無視する訳にはいかないし、大切にしなければならないのは言うまでもないけれど、しかし、今の自分が「明らかに間違っている」と思っているような演奏を人前で披露する訳にもいかない。また、お客さんの中にはわかってくれる人(というか、本質を見抜く耳を持った人)も必ずいる。

現在の僕の実力からすれば、ライブのプログラムの中で、部分的にはスイングへの注力をやや弱めて、もう少しわかりやすいアプローチにシフトした展開も必要というのは確かなのだが(もちろん理想としては両立できるのが望ましい)、このあたりのバランスをどうとるかが、最近の悩みのタネなのである。

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