Apr 09, 2006

自分の演奏を聴くということ

自分の演奏の録音を聴くというのは、なかなか辛い事です。

1回、2回なら、「おっ、結構いいじゃん!」と思ったりすることもありますが、3回目くらいから、だんだん嫌な箇所が気になってきて、「あぁ、やっぱりまだまだ全然駄目だなぁ....」と落ち込むことになります。録音した時のライブ会場の現場では、それなりにウケていたりするんだけど、後日聴き直してみると納得いかないんですよねぇ....

シンプルに「Swingして歌うこと」を目標に、ここしばらくジャズを演っている訳ですが、これは、言葉を変えると、「録音して繰り返し聴くに耐えられる演奏ができるようにする」という事だと思っています。

50年代のジャズ・ジャイアンツの名演奏なんかは、CDを100回繰り返し聴いても、まったく飽きることがなく、さらに新しい発見があります。この違いはなんなのか? これを追求するのが、最近の課題という訳です。まぁ完全に差を埋めるためには、人生短すぎるかもしれないけれど、少しでも近づけたと感じられる瞬間があれば、今はそれで幸せな訳です。

100繰り返しは、とりあえずあまりに高い目標なので、当面は、10回繰り返して聴いて耐えられる演奏がコンスタントにできるようになりたいと思っております。

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Mar 22, 2006

うーむ....

「最近、またSwingが見えてきた」なんて、昨日書いたばかりだけど、今日練習をやってみたら、最初全然のれなかった。しばらく前の自分の演奏にありがちな、なんとも心地良くない嫌な感触が復活した。録音してみても、明らかにおかしい。いや、ホント、その時は真っ青(--;

幸い、昨日の調子良かった時の録音が残っていたので、それを聴きなおしてみて、ようやくポイントがつかめた。しばらくして、なんとか復調。ふぅ.... まだまだ全然、自分のものになっていないな。

***

昨日の日記の文章で、誤解されるといけないので補足しますが、決して3連のウラにメトロノームを鳴らす練習を否定している訳ではありません。頭ノリの呪縛から逃れるには、極めて有効なトレーニングだと思いますし、僕もやってきて良かったと思います。ただ、最終的には、どうもこれだけではダメなような気が僕はするのです。そこで、敢えてアタマに戻してみたら、昔とは違って、なにかが見えたような気がした....ということです。

具体的には、3連のウラから次の4分音符のアタマまでの間に、もう一箇所、重要なポイントがある....ということではないかと思っています。4分音符のアタマの直前に、3連のウラのまたウラというような、極めて重要なポイントがあり、「そこまでぎりぎり待って、次のアタマへ向かってスピードをつけて一気に押し出す」というようなイメージを描いて演ってみると良いようです。

....なんて、こんな話書いても、誰もわからないと思うけれど....(^^;

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Mar 21, 2006

Swing道近況....

「Swingの秘密が見えた!」....と感じたことは、過去に何度もあった。そうなると、しばらくの間は、もう御機嫌なのだが、そのうちに、「やっぱり、まだなにか足りないものがあるよなぁ....」という気がしてきて、落ち込んできて、再び、次の壁を具体化させて乗り越えるための研究がはじまる。まさにこの繰り返しが『Swing道』なのである。もはや、凹むのにも慣れてしまった。過去に何年もかけて自分がやってきた事の全てを否定する覚悟を決めたことがある人間は、かくも強くなれるのである(笑)。

で、実は最近、またいい感触が得られることが増えてきて、「今度こそ見えたか!」という感じがしている(^^; 最早、だんだん、理屈では説明しきれない高度な段階に入ってきたようで、今回の開眼は、感覚的には、今までとかなり変わったのだけど、それを理屈で説明するのは、どうにも困難だし、また、その必要もないような気がしてきた。とにかく、自分が気持ちよいというポイントを信じて、正確に音を置いていく。なによりも、「ん~、なんかすごく気持ちよくなってきたぞ!」という感覚を大切にして、練習を楽しみたい。

そうは言っても、参考になる方もいらっしゃるかもしれないので、少しだけ、文章で説明してみる。ご意見ありましたら、是非どうぞ!

・3連のウラ重視でリズムを感じるのを敢えて止めて、4分音符のアタマをピンポイントで強く感じるように変えてみた。

・3連の裏でメトロノームを鳴らすのもやめて、4分音符のアタマ、もしくは、2拍・4拍のアタマ(ハイハットの位置)で鳴らして練習する。 (つまりは、ごく普通のメトロノーム練習に戻したということ)

・結果として、4分音符のアタマを強く意識しながら演奏している訳だが、以前の完全アタマノリの頃と違い、自然に3連のウラにアクセントが入るし、フレーズもウラからはじまるし、左手もガーランド風にハネウラに入るという、ここ数年かけて身につけてきた部分は変わることなく、むしろ精度が向上したような気がする。

・アタマを強く意識して、自分の中ではジャストなポイントに音を置いているにも関わらず、録音を聴くと、なぜか、ちゃんと後ろにレイドバックしていて、相対的にベースが前に聴こえる。(ベースは、自分であらかじめMIDIで打ち込んだもの。リアルタイム手弾きで、もちろんクオンタイズはかけない)

....ってな感じ。自分でもよくわかっていないことが多いので、あくまでも参考までということで。

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Mar 16, 2006

とにかく聴くこと

ここでもくどいように書いているけれど、とにかくジャズは聴くことが大切です。ジャズを聴かないとジャズはできません。ジャズを聴いていないけれど、演奏が上手いという人は確かにいるかもしれませんが、僕は、そういう人の演奏にジャズを感じることはないし、聴きたいとも思いません(明らかにジャズではない、クラシックやポップスとかは、もちろんまた別の話ですが....)。技術的には未熟であっても、ジャズを感じさせてくれる人の演奏の方が僕は好きです。

聴く時間の目安として、初心者の方などによく言っているのは、「演奏する時間よりも、聴く時間の方を長くしましょう。」ということです。例えば、1週間のうち、ライブ本番1回(2時間)、リハ1回(2時間)、個人練習4回(30分×4=2時間)、合計6時間を自分(達)の演奏についやすとしたならば、最低6時間以上、できれば2倍の12時間以上はジャズを聴く時間を作る....と計算してみるのです。

「1週間で12時間も聴くのは無理に決まっている!」

と、おっしゃるかもしれませんが、リスナー系のジャズファンだったら、普通にそのくらいは聴いているはずです。そういう耳の肥えた人達の前で演奏しようと思ったら、やはり自分だって聴かない訳にはいかないでしょう? それに、自分(達)の発展途上で未熟な演奏に浸っている時間の方が、本物の一流の演奏に浸っている時間よりも長いようでは、やはり上達はあり得ません。

....なんて、えらそうなこと書いちゃったけど、やっぱり一週間に12時間は僕も毎週は無理かなぁ(^^; その場合は、自分が演奏する時間を減らすしかないですね。あるいは、一流のCDに合わせて個人練習するとかいうのも良い方法でしょう。

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